院長挨拶

2016年(平成28年)の新年にあたって

院長 西俣 寛人  新年、おめでとうございます。古来日本では「一年の計は元旦にあり」とよく言われてきました。今年はいい天気に恵まれ穏やかな年の明けとなりましたが、みなさま方におかれましてはどのような決意で迎えられた「元旦」だったでしょうか。
昭和30年代中頃までは、小中学生は「元旦」に登校して斉唱した唱歌がありました。
年の始めの 例(ためし)とて
終りなき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門(かど)ごとに
祝(いは)ふ今日(きょう)こそ たのしけれ
 さてこの2016年、医療界は逆風にさらされそうです。私たちの南風病院を取り巻く状況も厳しいことが予測されます。私もその先頭に位置する一人ですが、団塊の世代が後期高齢者となる2025年を見据えて、国は「病床機能報告制度」に続いて「地域医療構想」の具体化に向けてまっしぐらに突き進んでいくからです。
 そのような中で私たち南風病院は、地域の医療機関と連携しながら質量ともに今まで以上に高度急性期を担える地域の中核病院としてより確固たる位置を占めたいと思います。この4月の診療報酬改定では、7:1入院基本料の要件の一つである医療・看護必要度を25%に上げるという提案が厚労省より示されています。この要件をクリアするには平均在院日数をより短縮し、それでいて稼働率を上げる「二兎を追う」という難しい状況に立ち向かわなければなりません。今まで以上に、地域住民や地域の医療機関に信頼される病院になり、各論的にはそれぞれに得意分野をより伸ばすこと、そしてそれを支える人材の育成に努めることだと思います。
 幸い南風病院には優秀なスタッフとやる気のある人材がそろっており、困難な状況ではみんなで力を合わせて頑張れるという、たぐいまれなる素晴らしい病院文化をもっています。
 私の恩師の井形先生はよく言われていました。戦後、何の問題もない時代はなかった。ただその中で、適切に運営された組織、一生懸命に頑張った人たちだけが生き残って来られたのだと。
 最近、私は次の三つのことを考えながら仕事をしております。
1) 立ち止まらず、常に一歩前へと進むことを考えよう
2) やるべきことを、手を抜かずに普通にやろう
3) 日々の小さな努力を積み重ねよう
 この一年、お互いに健康にも留意しながら、楽しく仕事ができ、結果として素晴らしい実績が得られることを確信して、私の新年の挨拶にしたいと思います。

2016年元旦

院長 福永 秀敏


南風病院画像診断センター政記念消化器病研究所病院広報誌「南風便り」