会長挨拶・理事長挨拶

会長挨拶

“家族を入院させたいと思える病院創り”を

理事長 貞方 洋子

 南風病院の前身は、昭和29年に創設された結核療養所です。以来、患者さまの苦しみを和らげ、一日でも早い快復を願い、医学知識・医療技術の向上とあたたかく思いやりのある医療の提供に努めてまいりました。

 今日では消化器内科をはじめ急性期病院として、また地域医療の一翼を担っておりますが、医療に取り組む姿勢は昔と変わりません。

 今後とも職員一同、創設以来のモットーであります「人にやさしく、あたたかく」を肝に銘じ、“職員が家族を入院させたいと思える病院創り”に取り組んでまいります。よろしくお願いします。

公益社団法人鹿児島共済会
会長 貞方 洋子

理事長挨拶

 この度、公益社団法人鹿児島共済会の理事長に就任致しました、北野譲治です。
 私は、1981年に郷里の岡山から上京し、都の西北早稲田の杜で学んだ後、大手損害保険会社の契約社員として入社しました。サラリーマンの道を捨て、30歳までに起業する目的のためでした。立ち上げた会社は保険商品を使った企業のリスクコンサルティングを業務とする損保ディーラーでしたが、約14年間の企業経営者としての経験をもとに、2000年秋からはインターネットビジネス業界に転身を果し、現在は、電子物流サービスを提供するITベンチャー〈e-Parcel Corporation〉と京都大学大学院医学研究科の小川誠司教授と立ち上げたバイオベンチャー〈Asahi Genomics Corporation〉の創業者CEOとして忙しい日々を送っております。

 さて、鹿児島が生んだ傑物、歴代総理の指南役として知られる小生の生涯の師、四元義隆氏と西俣寛人名誉院長のお父様が七校・東大の御同級であったことから南風病院と私とのストーリーが展開することとなりました。
四元義隆翁と初めてお会いした席で、氏は、こう切り出された。
賢治は「雨ニモマケズ」の中で、
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニワタシハナリタイ
と詩っているが、君が本当に「なりたいモノ」・「やりたいコト」はなにか。
私はこの答えを見つけるのに四半世紀を費やしました。
答えは、「誰にもできないが私ならできる」ことで、「公に尽くす」ことです。

 世界中を震撼させたCOVID-19パンデミックが始まった2020年、その年の3月に開催された公益社団法人鹿児島共済会の理事会に於いて副理事長を拝命し、以来、院外では、行政機関及び大学医局と県・市医師会並びに経済界との交渉や情報収集に汗を流し、院内では、各部門の職員の皆様方との議論を経て様々な制度設計に取り組んでまいりました。
 今後は理事長と言う立場で、企業経営者として長年に亘り培ってきた “知識” と “経験” と “人脈” を生かし、大所高所からの更なる経営戦略立案や対外的な渉外業務に当たると共に、一個人として磨いてきた事務処理能力や判断能力を生かした具体的な病院の経営と運営の判断執行に関する業務を慎重且つ大胆に実行してまいります。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年11月
公益社団法人鹿児島共済会
理事長 北野譲治

公益社団法人鹿児島共済会 南風病院