輸血検査

輸血検査

血液型検査
ABO型、Rh型を調べます。

不規則抗体スクリーニング検査
ABO血液型以外の血液型に対する抗体。生まれつき自然に持っている場合と、妊娠や輸血などにより、抗体がつくられる場合があります。血液中に不規則抗体があると、輸血で副作用が起こることがあるため、不規則抗体の有無を事前に検査します。
※稀な血液型、臨床的意義のある抗体等を保有されている患者様には、輸血を迅速かつ 安全に行うため血液型カードを発行しています。

交差適合試験
患者様が不規則抗体を持っていると、輸血用血液製剤と反応し、副作用を起こすことがあります。このような副作用を未然に防ぐため、患者様の血液と輸血用血液製剤が適合するかをあらかじめ検査します。

自己血の保管・管理
自己血輸血は副作用を回避し得る最も安全な輸血療法です。待機的手術患者様には積極的に推奨しています。貯血された血液を手術当日まで、24時間温度管理のできる保冷庫にて保管・管理を行っています。

血液製剤使用に関する記録の保管・管理
将来、輸血による副作用が生じた場合に対処するため、診療録とは別に患者様の輸血情報を20年以上保管管理しています。

公益社団法人鹿児島共済会 南風病院