よくある質問 Q&A

治験に参加することで、どのような利益、不利益がありますか?

一般に、治験に参加することで考えられる患者さんの利益としては、次のことが挙げられます。

  1. 従来にない、効果の優れた新薬を使用していただける可能性
  2. 副作用の少ない薬を使用していただける可能性
  3. 通常診療に加え、治験のための追加の診療や検査を受けていただける可能性
  4. 治療費の一部が治験実施者負担となり、患者さんの経済的負担が一部軽減される可能性
  5. 新薬が実用化され、多くの患者さんに使われるための過程に協力していただける可能性

一般に、治験に参加することで考えられる患者さんの不利益としては、次のことが 挙げられます。

  1. 治験実施前までの段階ではわからなかった、全く予想外の副作用が発生する可能性
  2. 通常診療と比較して、より多くの通院や検査の必要性が生じる可能性
  3. 期待していた通りの治療上の利益が得られない可能性

治験や臨床研究、臨床試験へ参加する場合、医療費の負担はどうなりますか?

参加された患者さんに受けていただく検査や治療には、ご病気の治療のために本来必要とされるものと、治験や研究のために特別に行うものの2種類があります。
通常診療の場合と同様に、所定のご負担を患者さんにお願いする場合が多くなっています。
しかし、治験については依頼者が一部の費用を負担する場合もあります。
詳しくは、担当のスタッフ(医師、看護師、薬剤師、コーディネーター)へご確認ください。

他の病院にも通院していますが、大丈夫ですか?

病気の種類や症状によっては参加できないことがありますので、他の病院に通院していることを必ずお伝えください。

治験中、いつもと違う症状が出たらどうすればいいですか?

治験中に行う検査・診察で、副作用や病気の状態を確認しています。
ご自身でいつもと違う、おかしいと感じられたときにはすぐに担当医師やCRCにご連絡ください。

治験中に注意することがありますか?

治験中は受診日や検査日、また、「くすり」を使用する時間や回数、スケジュールも決められています。
服薬日日誌などの記録をつけていただくこともあります。
また、治験の目的や病気の種類によっては、食事・運動などに注意が必要になる場合があります。

治験、臨床研究、臨床試験を途中でやめることができますか?

本人の意思でいつでも中止することができます。
途中でやめたいと思ったときはお知らせください。

公益社団法人鹿児島共済会 南風病院