ダヴィンチについて

低侵襲手術 次なるステージへ
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コアテクノロジー
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ダヴィンチとは?

da Vinci

ダヴィンチは手術支援ロボットであり、世界中で利用されている腹腔鏡手術を支援する内視鏡下手術支援ロボットです。
2015年現在、世界中で約3,300台、日本国内においても約200台が使用されており、当院が導入した「Xi」は第四世代の機種であることから、安全性の高い手術支援ロボットです。
ロボット手術といっても、ロボットが自動的に動いて手術するわけではありません。
医師がアームに取り付けられた鉗子やメスを操作するサージョンコンソールにすわり、サージョンコンソールに映し出される立体的な3次元画像を見ながら、手元のレバーを動かすことで人間の手より大きな可動域で動き、手ぶれ補正機能を備えた鉗子やメスなどを操作し、手術を行います。
ダヴィンチを利用したロボット手術は、前立腺がん、腎臓がん、胃がん、大腸がん、食道がん、子宮がんなどが主な適応手術ですが、当院では胃がんと大腸がんの手術を行います。

患者さんのメリット

1.体への負担が少ない

数カ所の小さな切開部

数カ所の小さな切開部から手術を行うため、傷が小さく、出血も抑えられ、手術後の回復が早く、患者さんの負担が軽減されます。

2.鮮明な3D(3次元)画像

コンソールモニター

コンソールモニターには高画質で立体的な3Dハイビジョンの手術画像が映し出されます。
臓器を立体画像で視認できることにより、円滑な手術操作が行えます。

3.精密な動きを再現

ダヴィンチの鉗子

医師がロボットアームに装着されている鉗子やメスを操作します。
ダヴィンチの鉗子はリスト構造を持ち、人間の手より大きな可動域と手ぶれ補正機能を備えています。
内視鏡下手術では、困難な部位の縫合や剥離操作も容易に行うことができ、細かい血管や神経を傷つける可能性を押さえます。

4.ロボット手術の実績

ダヴィンチは今日までに世界中で約250万件(2015年現在)のさまざまな外科手術で使用されてきました。

トレーニング

スタッフは十分なトレーニングを行っています

日本内視鏡外科学会の提言をもとに、手術室のスタッフは約2ヶ月の間、各関連学会の見解、指導のもとに作成された教育プログラムに基づき、外部指導医の先生方やメーカーのご協力をいただき、十分なトレーニングを行っています。

オンライントレーニング
インターネットを利用し、メーカーのシステムトレーニングの通信教育を受講します。
受講後、評価テストを受験し、85%以上で合格となり、受講証明書が授与されます。
オンサイトトレーニング
職種別にトレーニングを行います。医師は、サージョンコンソールの基本操作やペーシェントカートのアーム操作などを習得します。
看護師やMEは、ダヴィンチの構成や機器のセットアップ、管理方法などを習得します。
オフサイトトレーニング
医師のみが行うトレーニングです。メーカーのトレーニングセンターで実機を使用し、生体・組織を用いた機器操作性のトレーニング、手術手技・手術手順の反復訓練、適応領域別のアニマルラボプロトコールを実施します。
全体シミュレーション

相談窓口

お問い合わせは、がん相談支援センターへご連絡ください。