10/4 70周年記念事業 講演会「医療の最前線」を行いました。

 2024年10月4日、南風病院 多喜ホールにおいて、南風病院70周年記念事業 講演会「医療の最前線」を開催しました。講師に、国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 院長 門脇 孝 先生をお招きし、「糖尿病の成因解明と治療の最前線」と題して講演を行っていただきました。

  講演で門脇先生は、糖尿病の発症メカニズム、インスリン分泌と抵抗性、肥満と内臓脂肪蓄積の関係性から、様々な糖尿病治療薬の作用機序と進歩について解説されました。また、門脇先生自身の研究であるアディポネクチンの役割や遺伝子解析の重要性についても言及されました。遺伝子情報と生活習慣データを組み合わせることで、個人の糖尿病リスクを予測し、予防や個別化医療に役立つことが期待されています。
 最後に、糖尿病患者に対する偏見(スティグマ)の問題を取り上げ、適切な治療を受けられる社会の実現に向けた糖尿病に関する正しい理解を促進し、患者が安心して社会生活を送れる環境づくりに取り組んでいることを紹介されました。

 今回は、地域の医療機関からご来院された先生方と当院職員を合わせて約60名が参加となりました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
 この講演会は、最新の医療の情報を地域の医療機関の皆様へ発信することを目的としています。南風病院では、今後もこのような講演会を企画していきます。病院ホームページ、SNS、郵送等でご案内いたしますので、皆様のご参加をお待ちしております。

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