奈良・法相宗大本山興福寺 執事長 夛川 良俊 氏に講話頂きました

「 唯識に説かれる心の在り方 」

国宝の阿修羅像や五重塔で有名な世界遺産 奈良・興福寺執事長の夛川良俊氏より令和4年12月10日(土)感染対策を行った当院の多喜ホールにて、「唯識に説かれる心の在り方」をテーマに講話を頂き約50人が聴講しました。
全国放送のテレビ番組にも同寺の案内役として度々出演され、ご縁あってこの度当院での講演をお引き受け頂きました。

多川良俊執事長
多川良俊執事長

「唯識」とは、西洋心理学が展開する遥か前の古代インドで深層心が探究されるなか、我々が知覚している現象世界はすべて個々人の深層心によって創り出されるという教え。

講話は仏教の歴史に始まり【縁起】を知ることで我欲にまみれる自己の愚かさへの気づきが大切。
【生き方の指針】として
「四無量心」 ~
・ 慈(相手に楽を与える)
・ 悲(相手の苦しみを抜く)
・ 喜(人の幸を喜び、嫉妬をしない)
・ 捨(好き嫌い等、二元対立を越える)などの
心豊かに人生をおくる貴重な講話を頂きました。

公益社団法人鹿児島共済会 南風病院