EDUCATION教育について

キャリアアップナースのご紹介

北園千尋(手術看護認定看護師)

H27年4月より、仕事を続けながら鹿児島大学大学院保健学専攻博士前期課程在籍中

北園さんが大学院進学を目指した理由は何ですか?

北園千尋(手術看護認定看護師)

大学院を目指した理由は、看護研究における知識を深めることと、更に深い手術看護の知見を得て、手術看護の研究を行うためです。私は手術看護認定看護師ですが、認定看護師養成機関でも看護研究の授業は無く、いろいろな研究を読んでも、私が知りたい結果が理解できず、自分のクリティーク力の低さを痛感していました。当然研究に取り組みたくても、研究の方法、データの分析方法もわからないのに、ただ研究をしたい気持ちばかりが先行していました。このような自分の疑問や知識不足を解決するには、研究への理解が必須だと考え、新しい一歩として大学院進学を決意しました。

大学院に進学して思うことは
認定看護師養成機関では、手術看護のエキスパート達と手術看護について深く学ぶことができました。しかし大学院では認定看護師養成機関とは違い、手術看護以外の看護分野のエキスパート達がいて、広く深く看護について議論できます。手術看護以外の看護エキスパート達と手術患者さんについて語ったり、逆に普段関わることのない看護分野の患者さんについて語ったりして、今までにない視点や刺激をもらっています。
職場のサポートはありますか?
社会人大学院生としては、最高の環境で仕事と勉強をさせてもらっていると思います。職場では師長はじめ主任、スタッフ、一緒に仕事をさせて頂いている医師達の理解も有り、講義のある日には定時で仕事を上がらせてもらい、私の負担にならないよう業務調整や役割分担をしてもらっています。みんなには頭があがりません。だから、つらくても仕事も勉強もがんばろうと思えます。

下野昭一(神戸市立看護大学大学院博士前期課程修了)

平成27年4月よりがん看護専門看護師認定のために、科目等履修生として 再び神戸市立看護大学大学院で履修中

下野さんは 何故再び大学院へ進学しようと思いましたか

下野昭一

昨年(H26年)、17年ぶりに鹿児島にUターンしてきました。看護師になってから、主にがん看護において経験と学びを積み重ねてきました。今回鹿児島でがん治療を頑張っている南風病院に、縁があって就職できた事で、がん看護専門看護師を目指して、これまで学び看護実践してきた事を統合し高めていきたいと強く思い、またそれが南風病院、さらには鹿児島のがん看護の発展にもつながるのではないかと考えました。

進学して思うことは
大学院では、まずはこれまで自分が実践してきた看護を徹底的に問い返すことからはじまり、時には講義の中での厳しいデイスカッションで覆されることもあります。ここにはかなりのエネルギーを要し(講義前に十分議論に耐えられる事前学習も求められるので)、しんどい事ではあるのですが、そこを乗り越えないと、がん専門看護師としての未来は拓けてこないと思い、踏ん張っているところです。(笑)
今後の抱負を教えてください
まずは無事に単位を取得して南風病院に戻ることです。そして、がん看護専門看護師になれたら「人にやさしく、あたたかく」という南風病院の理念を心に、関係職種の方々とも協働しながらがん患者さんの生き抜く力を支える看護が提供できるよう努力し、地域の皆様のお役に立てるようになれればと考えています。
職場のサポートはありますか
今回は病院からの絶大なるバックアップと、所属する看護部・外科病棟のスタッフの理解と協力があったので頑張ろうと思いました。本当に感謝です。

看護師・糖尿病療養指導士

現在の仕事内容をおしえてください

看護師・糖尿病療養指導士

現在整形外科の病棟に勤務しており、主任業務と糖尿病療養指導士の活動をしています。整形外科病棟は周術期の患者さんで血糖コントロールの必要な患者さんも多く、術前はもちろんですが、術後の内服コントロール・退院に向けて、療養指導しています。この他、外来で行っている糖尿病教室に月1回参加し、フットケアについてお話しています。

なぜこの資格を取得しようと思ったのですか
外来に勤務していた時、すべての診療科に必ず糖尿病を合併する患者さんがおられました。そのような患者さん達に療養指導する時に、自身の糖尿病に対しての知識不足を感じ、勉強するきっかけとなり、資格取得につながりました。資格取得するときには、上司の応援や糖尿病専門の医師の助言もいただけて心強かったです。
資格は現在どのように自分の仕事に活かせていますか
糖尿病患者さんが入院され、術前指導が必要な時には、担当スタッフから情報をもらい、個別指導するようにしています。また、他のスタッフと協力して、周術期の患者さんが手術後1日でも早く退院できるように、看護計画して取り組んでいます。
今後の仕事上の目標や希望を教えてください
他の病棟でも糖尿病の勉強会を企画実施していきたいです。更に今回整形外科病棟に異動しましたので、今後はフットケアにも力を入れていけたらと思っています。来年度は、糖尿病療養指導士の更新になりますので、更新できるよう頑張っていきたいと思います。

退院支援師長

退院支援師長の仕事内容はどのようなものですか

退院支援師長

入院時から退院に向けての患者さん・家族の不安や問題点が、各病棟単位で抽出でき、入院後7日までに退院支援の初期計画が立案できるように支援します。退院支援師長は、各病棟が退院に向けて計画的に活動ができるよう支援します。そして入院が長期化している患者の問題点の抽出と対応策を各病棟と一緒に検討し、患者さんが次のステージでの医療がスムーズに行なわれように支援します。

なぜ今、退院支援が必要なのでしょうか
厚生労働省が推進する「地域完結型の医療」に、南風病院もシフトしていかざるを得ません。更に南風病院は平成26年度に厚生労働省から「機能評価係数Ⅱ群」の指定を受けた事で、入院期間や治療内容に制限がかかり、短期間で高度の医療を求められるようになりました。そこで一層入院時から退院に向けて他職種で患者さん・家族と密に関わり、安心感や満足度を上げる必要が出てきました。
新人看護師さんでもできる退院支援とは
入院時から患者さん・家族と密に関わり、それぞれの思いを可能な限り汲み取り、知り得た情報を医師や看護師・多職種と共有できる様にカルテに記録することが大事です。まずは、お話しする中で患者さん・家族の不安や不満を感じたら、必ず事実を記録しカンファレンスして貰うように働きかけましょう。新人看護師さんも医療医チームの一員として、問題解決の為に患者家族の代弁者になって欲しいと思います。

医療安全管理者

医療安全管理者の仕事内容を教えてください

医療安全管理者

医療安全管理者の主な仕事は「医療安全に関する現場の情報収集及び実態調査」「インシデント報告の収集分析」「分析結果を現場へフィードバックし、具体的な改善策の提案、推進とその後の評価、医療安全に関する最新情報の把握と職員への周知」「医療安全に関する職員への啓発・広報と教育です。簡単にいいますと「職員が医療安全に興味をもち、理解して、医療安全に取り組むことができるように活動する」ことが、医療安全管理者の仕事だと思っています。

最近の現場でのインシデント(新人さんに関係する?)で気になること
内容にかかわらず「方法を間違った、忘れていた」といった事が多いようですが「相談しようと思っていたけれど・・・聞けなかった」といった結果にたどり着くようです。「早く、患者さんの苦痛を取ってあげたい、ケアをしたい、質問に返答したいといった純粋な思い(優しさ)も背景にはあるようです。でも間違ってしまったら、その思いも患者さんに取っては、苦痛になる可能性もあります。ルールの遵守と「報告・連絡・相談」をして自分からどんどん、先輩看護師に向かっていきましょう。
新人看護師に医療安全管理者として、エールとアドバイスをお願いします
基本を守って経験を積めば、注射などの看護技術は、上手くなります。相手に自分自身のことを知ってもらい、相手を知ることがコミュニケーションには欠かせません。その一つの方法として「報告・連絡・相談」から信頼が生まれてきます。コミュニケーションは、一番の医療事故防止対策であると言われています。という、私もコミュニケーションは、一番苦手で、いっぱい失敗もしました。失敗から多くのことを学びました。医療安全管理者になってまだ2ヶ月足らずですが、失敗の連続です。失敗しないと気付かないことや知らなかったこともあります。怖がらずにいろんなことをどんどん経験しましょう。経験したことは、必ず、いつか自分を助けてくれます。(*^_^*)
公益社団法人鹿児島共済会 南風病院