副理事長挨拶

 私達は鹿児島市の中央部から北東部の医療圏をカバーする地域医療を担当するにあたり、医療の分野で3つの公益的機能を果たしています。

第1の機能は、なんと言っても「疾患の治療」で、皆様の心身を病いから守るという、基本的な医療を、地域医療支援病院として果たしています。
地域医療支援病院とは、かかりつけ医療機関からの紹介を受けることでより専門的な検査や治療を行い、皆様の健康保持に寄与する病院のことを言います。
具体的には、消化器系、呼吸器系を中心とする癌の診断と治療、高血圧、心不全を中心とする循環器疾患、糖尿病・内分泌・肝臓・代謝疾患、及び透析医療までの腎疾患治療、整形外科、高齢者特有の病態に対するフレイルや認知障害における医療、そして緩和ケア医療まで専門的に行っております。
そのためにそれぞれの分野に専門医を配置し、CT・MRI・PET・手術用ロボット(ダ・ヴィンチ)整形外科用手術ロボット(ROSA Recon)などを擁しています。
昭和29年の開設以来70年以上、地域の中核病院の役割を果たしてまいりました。

第2の機能は、これからの日本が避けて通れない在宅介護の施設「在宅ケアサポートみなみ風」の運営です。在宅介護は、地域包括ケアシステムという国の基本的保健政策の実践に不可欠の分野で、私たちの法人は 介護保険法実施当初からこの分野に参加してきた実績があります。

第3の機能は、これこそ私たちの法人の特筆すべき機能といえると思いますが、予防と保健教育の分野に目を向けていることです。
予防分野では健診センターを擁し、多くの事業所職員の職場健診・人間ドックを行っております。
加えて、2020年以来 私たちは元東京大学の老年内科教授 大内尉義医師を招聘し、民間では初の高齢者・健康長寿医療センターを設立いたしました。現在、認知症対策、フレイル対策を中心に診療を行い、高齢者向けのトレーニング法の開発(フレイルから自立への導き)及び、地域住民に開放されている保健相談サロン「街の保健室」も擁し、これには毎週医師が在席し、話を聴き、保健教育に力を注いでいます。

公益社団法人鹿児島共済会
副理事長 毛利 通宏

公益社団法人鹿児島共済会 南風病院