ごあいさつ
院長挨拶
令和元年7月1日に当院の第5代院長に就任いたしました。
当院は昭和29(1954)年9月に川井田多喜が開設し68周年を迎え、
現在急性期医療を中心として病床数338床で稼働しております。
鹿児島県から地域医療支援病院、がん診療指定病院として認められ、
また救急告示病院としての役割も担っております。
さらに令和4年1月には地域住民の健康寿命延伸を目的に、地域基幹
病院初の試みとなる高齢者・健康長寿医療センター及び老年内科を
新設いたしました。当院は計23標榜科となり、地域住民の方々や
地域の医療機関から信頼される病院を目指しております。
当院の診療科疾患に関係ある救急患者(救急搬送等)は24時間体制で診療する方針となっています。
当院の理念は「人にやさしく、あたたかく」であり、診療基本方針は以下のようになっています。
- 医療を通して地域社会に貢献する
- 患者さま本位の診療を行なう
- 最新の医療の提供に努める
- 活力に満ち、働きがいのある職場を目指す
- 病院として健全な発展を続ける
当院の特色としましては、医業収益全体の50%を超えるがん診療(消化器がん、肺がん)を始め、整形疾患(脊椎センター、人工関節センター、仙腸関節センター、フットケアセンター)、透析医療、他専門医療(生活習慣病、心疾患、認知症、神経疾患等)を行っております。
平成27年11月には手術支援ロボットである、Da Vinci/Xiを導入しました。平成30年4月の診療報酬改定により胃癌、直腸癌にもロボット手術が保険収載されたことで、ロボット外科手術希望者が増加しており、当院では、これまでに胃切除132例、直腸切除137例の合計269例(令和4年2月現在)が実施されております。今後は肺癌手術にもロボット外科手術を取り入れる方針です。
また、当院は消化器(食道・胃・小腸・結腸・直腸・肝胆膵領域)がんの専門病院を目指して、外科・消化器内科・肝臓内科・放射線科・病理診断科・麻酔科等の診療科の協力体制を構築してきております。今後もチーム力をさらに高め、県内外からの患者を数多く受入れる体制を整えていきます。
院長就任挨拶でも述べましたが、私のモットーは“患者さまに感謝”です。地域医療機関からの紹介患者、救急車搬送患者を全て受け入れる事で、地域住民、医療機関から安心・安全な病院としての信頼を得るよう今後も尽力いたします。
2022年4月
院長 末永 豊邦
