南日本新聞(2016年12月14日朝刊)に掲載されました

当院と九州大学の共同研究「線虫を使ったがん検査」が南日本新聞(2016年12月14日朝刊)に掲載されました。

線虫がん検査「N-NOSE」は、尿を使うため苦痛がなく、簡便に網羅的にがんの有無を調べられるスクリーニング検査で、安価、高感度、早期発見といった優れた特徴が示されており、早期の実用化が期待されています。

本試験では、消化器がん(すい臓がん、大腸がん、胃がん、食道がん、胆のうがん、胆管がん)と診断された患者の尿検体63サンプルについて『N-NOSE』検査を行いました。その結果、57サンプルが陽性を示し、感度は90.5%でした。特に発見が難しいとされている胆膵がんについても、N-NOSEは90.0%の高感度を示しました。同じ患者で調べた腫瘍マーカーCEA、CA19-9の感度はそれぞれ20.6%、28.6%でした。

公益社団法人鹿児島共済会 南風病院