副院長挨拶

 2023年8月1日より副院長を拝命いたしました、島岡俊治でございます。消化器内科主任内科部長を兼任しております。
 当院の目指す医療の方向性は、大きく分けて急性期医療機関としての専門医療の提供と地域医療の推進があります。専門医療提供については先進診療機器の整備による診療成績向上とスタッフの技能向上、医療安全と継続的な医療の質改善を目指します。また地域医療の推進については「紹介受診重点医療機関」としての役割を果たすべく、紹介はもちろん救急受入数の向上や高齢者・健康長寿医療センター機能の強化、クリニックの先生方との2人主治医制による連携強化、地域包括ケアシステムの構築に貢献できるよう活動を続けてまいります。当院の基本理念は「人にやさしく、あたたかく」です。患者様に対してのみではなく、職員が楽しく誇りを持って働ける職場文化の醸成に取り組んでいきたいと考えています。
 消化器内科では「がんの診断・治療」を診療の柱の一つとしています。近年内視鏡技術の発達は目覚ましく病変の早期発見や正確な病変診断が可能となっています。また治療技術の進歩によりこれまで手術が必要であった消化管の癌も早期であれば内視鏡的に切除が可能となり、これにより消化管の機能の温存が可能となりQOLを保つことができるようになりました。それに加え、緊急性の高い消化管出血に対する内視鏡的止血術や癌などによる消化管閉塞に対する内視鏡治療、胆のう炎、胆管炎、閉塞性黄疸に対しても内視鏡的な治療が選択されることが多くなっています。このように消化器内科ではあらゆる内視鏡技術を用い、ひとりひとりの患者様に最適な治療を行うことを目標に努力してまいりますので、ご支援、ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

令和6年1月
副院長兼消化器内科主任部長 島岡 俊治

 このたび、副院長兼看護部長に就任致しました、村田淳子でございます。
私は、これまで看護部長として看護部を統括し、多職種と協働・連携を推進しながら、より良い看護サービスの提供に努めて参りました。
 今回、副院長を拝命し、これまで看護管理者として培ってきた経験を活かし、病院経営幹部の一員として組織の目的を効率的かつ効果的に達成できるよう取り組んで参ります。
「人にやさしく、あたたかく」の理念のもと、患者様・ご家族はもとより働く職員にとってもこの理念が浸透していることを実感できる組織作りを目指します。
 安全・安心な医療を提供するためには、そこで働くすべての人が与えられた職務に責任を持って取組み、生き生きと働くことが大事です。そのためには「人材育成:専門職としてのキャリア開発」「人材確保」「心理的安全性の高い職場環境作り」が大事だと考えます。職員個々の能力が向上し、安定かつ優秀な人材を確保できることで、質の高い医療の提供を実現し、地域の皆様の信頼に応える組織作りに取組む所存です。
 今後ともご支援、ご高配を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

令和6年1月
副院長兼看護部長  村田 淳子

公益社団法人鹿児島共済会 南風病院